はじめに
最近、時間を見ては少しずつ刺しゅうをやってます。
で、刺繍作品を製作するときの悩みは図案写し(-ω-)
みなさんは図案のトレースはどの様にやってますか?
チャコペーパーが一般的なのかなぁ??
私はどうしてもチャコペーパーでのトレースがうまくできなくて、結局いつも水性のチャコペンで直に書き写してました(^^;
いわゆるフリーハンドってやつです(笑)
刺しゅうといっても、額に入れるようなたいそうなものは手掛けないのでそれで十分といえばそれまでなのですが、最近便利な物を見つけました♪
アドガー工業株式会社から発売されているソフト・トレーシングペーパー「ムーンベール」と「図案写しマーカー」です。
どちらもチャコエースシリーズです。
別に新商品というわけではありませんが、最近初めて使ってみたら結構な優れものでした。
実際の使い方はコチラ↓
-ムーンベールと図案写しマーカーの使い方-
今回はアルファベットを刺しゅうしたブローチを作るので図案化したアルファベット1文字だけ。図案を好みのサイズでプリントアウトしておきます。図案写しマーカーは紫を使用しています。これは数日で消えます。水でも消えます。水色もあって、そちらは自然には消えません。この辺はお好みでいいと思います。
図案の上にムーンベールをのせて図案を写し取ります。ムーンベールは不織布なのですがかなり薄いので細かい図案でもくっきりと見えてとても写しやすいです^^
マーカーはというと、ペン先が細い。普通の水性ペンのような使い心地でとても気に入ってます♪
ただ、ムーンベールに写し取った図案は何日かすると滲んで線がぼやけてきちゃいます。
これはおそらく不織布の性質によるものかと思われるので仕方ないですね(-ω-)
図案を写し終ったら、生地の上に載せて固定し、同じマーカーでもう一度図案をなぞって転写していきます。
生地の柄行も確認できるので位置決めがしやすい。
しかも不織布だから下図のようにマチ針で固定できます。
この複写は、薄い不織布の上からペンでなぞることによって、マーカーのインクが不織布を通り抜けて下の生地まで浸透するという原理なので、直接生地にチャコペンで書くよりも薄い仕上がりになります。
あまり急いでなぞると写りにくいのでゆっくりとなぞるのがコツですね。
ちらっとめくってみてあまりにも薄すぎるようでしたら同じ線を何度かなぞるようにしてみてください。
下図が転写後です。けっこう薄いのですが、刺しゅう図案のトレースはこれくらいわかればOKだと思います。
あまりきっちりと出来上がりの線を描いてしまうと、その線にとらわれ過ぎてかえって刺しゅうの目がそろわなくなったりもします。
どうしても不安な場合はマーカーで直接薄い部分をなぞっておくと濃い線になりますよ。
-使い終わったら-
転写が終わったら、濡れたタオルでポンポンと叩くように水分を含ませると綺麗に消えます。
ゴシゴシやると破けたりするのでやさしくやさしく(*^^)
紫のマーカーは自然に消えるということですが、下図がひと月くらい放置したムーンベールです。
消えてない(笑)
それと、けっこう滲んでます。
マーカーの線は放置すると少し消えにくくなるし滲むので、面倒でもその都度消してしまったほうが良いみたいです。
このにじみがなければ、ムーンベールに写した図案をとっておいて使いまわせるのに。そこがちょっと残念なトコロ。
それでも、かなり繊細な図案でも正確にトレースできるので大変重宝しています♪
それから、補足ですが濃色生地には図案写しマーカーは使えませんので白チャコが便利だと思いますよ↓
文化学園shop クロバー「アイロンチャコペン 白」
-最後に-
少しは参考になりましたでしょうか?
これから刺しゅうでも始めてみようかというかたの参考になればと思います^^
それにしても手芸の世界は日進月歩ですねぇ。
洋裁の場合は色々使ってみた結果、昔ながらの三角チャコ(人物印がおススメ)とロウチャコに落ち着いています。
navy調べ(?)では、この二つが最強アイテム。
あとはたま~にシャープペン型のやつも使います。
どちらのチャコも、カッターで削ればどこまでも細い線が引けます。
それはつまり正確な線が引けるということ。
ロウチャコはアイロンでサッと消えるので生地の表側に、三角チャコは消えにくいので裏側にと使い分けてます。
勝手な思い込みですが、三角チャコを使いこなしている人を見るとプロっぽいなぁと思ってしまう(笑)
いや、ただの思い込みなんだけど(^^;
普段はあまり新商品に飛びつく方ではないのですが、新しいものをゲットしたらまたレビューします♪
最後までご覧いただきありがとうございました(・ω・)ノ
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