ティアードシャツワンピース縫製工程の別案

型紙屋NavyPlus

型紙屋NavyPlusのティアードシャツワンピースの縫い方手順にはこんなのもあるよ、という提案です。パターンには縫製工程書が付属していますが、図解のわかりやすさを優先するために身頃は身頃、スカートはスカートというブロックに分けて縫製しています。この縫い方でも全く問題は無いのですが、後身頃の平ゴムを縫い付けた後で後スカート上段のギャザーを縫合するとちょっと縫いにくいと感じる方もいらっしゃるかと思います。

そこで、ここでは別案として身頃とスカート上段を一つのブロックとして扱う縫い方をご紹介します。
お手持ちの工程書と照らし合わせながらご覧いただくとわかりやすいかと思います。

工程書P2の「②身頃とヨーク縫合」を完了したら、P3「②の続き」「③袖作成」P4「④袖付け」を飛ばして「⑤腰ポケット作成」へ進みます。
ポケットが完成したら、前身頃+前スカート上段、後身頃+後スカート上段をそれぞれ縫合してロック始末をし、表側からコバステッチをかけてしまいます。
ここまで縫い終えたら、後身頃に平ゴムを縫い付けます。

この時まだ脇は縫合されていません。脇縫合の前に身頃とスカートを縫い合わせてしまうという事です。

上図のようになります。後身頃は平ゴムを縫い付けてからギャザーを縫合するよりもこちらの方が縫いやすいのではないかと思います。

上図はフレンチスリーブ版の作成過程なのでこのまま袖下~脇~スカート上段を縫合してロック始末をし、縫い代は後身頃側に倒してコバステッチをかけます。
シャツスリーブの場合はP3「③袖作成」P4「④袖付け」へと戻って袖付けをしてから「⑤袖下~脇縫合」へと進みます。

上図が脇を縫合したところです。既にスカート上段の縫合は完了していますので、P5「⑦スカート作成~裾始末」では中段と下段のみ作成してからスカート上段と縫合してください。

いずれの手順でも仕上がりは同じですので、縫いやすそうと感じた方で作成してみて下さい。
ではでは。

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