玉縁ボタンホールのおまけです。動画はありません。
玉縁ボタンホールって聞くと、エレガントアイテムって思うじゃない?ジャケットにしろコートにしろ。
でもさ、意外と便利なのが合皮とか本革で洋服作った時のボタンホールなのよ。これらはほつれる心配が無いから切り放題よ(笑)
その代わり、ミシンに失敗するとほどいた跡が残るからそこだけは慎重に。
それと、玉縁始末の組み合わせ例を図にしてみましたのでご覧ください。
1.玉縁ボタンホールC/番外編
という訳で玉縁ボタンホールBをちょっとアレンジして、千鳥がけしない縫い方を一案として。
思いつきで作っちゃったので、メルトンみたいな極厚生地を使って、玉縁布だけ合皮にしてみました。
千鳥がけをしない代わりに、玉縁ホールの周囲にコバステッチをかけてあります。見返しは切りっぱなし。工業製品だと玉縁の両端はカンヌキミシンかかってたりするんだけどさ、ご家庭でそんなの無理じゃん(笑)
身頃も合皮とか革にするとさらにかっこいいよね。これならハードなメンズアイテムにも似合うと思うよ。牛革のジャケットとかさ。あとは帆布のワークアイテムにも。擦り切れさせてほつれても気にしないヨレヨレな感じ好き。
ジャンパーホック使えばお手軽だけど、何かちょっと違うんだよなーって時ない?もうちょい重さとゴツい感じが欲しい時っていうのかな。
革アイテムって、こういう細部が経年でヨレっとしてきたころに本当にかっこよくなる。
とは言いつつも、ご家庭で革の洋服なんてそうそう簡単に縫えるものでもないんだけどね。
近ごろは合皮がかなり優秀素材が多くなってきたから、合皮のコートとか作りたいね。 手入れも楽ちん。
それとはまた別で、この間ネットで見かけたんだけど、綿のメンズカジュアルジャケットのホールを玉縁にしてあったのかっこ良かったよ。セットアップのパンツの前あきのホールも玉縁だったんだけど、パンツの玉縁ホールの雰囲気がなかなか良いなぁと。
エレガントなアイテムだけじゃなくいろいろ使えると可能性が広がるね♪
2.玉縁ホールの始末は組み合わせがいろいろ出来るよ
玉縁ボタンホールの作り方って、身頃側(表側)と見返し側(裏側)でそれぞれ別個に考えると、組み合わせがいろいろ考えられます。いつも同じ縫い方しなくたって良いのよ。
説明するより見た方が早いね。
上の図の①、②が表側の始末。端的に言うと縫い代を割るのか片返しにするのかってことね。
イ、ロ、ハが見返しの始末。まつるのか千鳥がけするのかコバステッチにするのか。
縫いやすさというよりは、素材によってこの組み合わせをあれこれ変えてやると良いと思います。
薄地だったら①+イ、厚地だったら②+ロ、合皮だったら②+ハみたいな感じ。
中肉程度だったら好きなように組み合わせればOK。
これはあくまでも一例だけど、薄地でカジュアル寄りのもの作るなら、見返し側はイとハの両方組み合わせちゃっても良いのかもしれない。まつってはみたけれど、なんだか心もとないっていう時とかね。
逆にこれムリムリ!っていう組み合わせは厚地で①+イとか①+ハとか。ハは厚い生地が重なり過ぎてるとコバステッチがかけられないかも。
ムリかどうかは、その都度試し縫いして決めて下さい。
そんでもって、玉縁布だって何も共布じゃないとダメってことも無い。グログランリボン・サテンリボン・合皮・別布etc…
こういう小技を覚えておくと、作れるものの幅が広がるよ!
今年の冬はぜひ玉縁ホールで素敵な1着を作ってくださいねー♪
そういえば、全然関係ない話なんだけど。去年作ったコート類、半年眠らせてただけなのにどんなもの作ったのか完全に忘れてたのよ!昨日、クローゼット開けてみてびっくりしたわ(笑)
やばいわー。ボケて訳わからんことをブログに載せ始めたらだれか注意してね、お願いだから( ̄▽ ̄;)
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