明けない夜なんか無い。がんばれ。がんばれ九州。

すっかり更新サボってしまいました。

まず、熊本地方の大地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

ここ10日ほどは納期に追われていたのもあり、地震のニュースを横目にチラチラと見ながら作業の毎日でした。

日に日に大きくなっていく被害の状況を見るにつけ、自分にも何か出来ないかなどと考えつつ東日本大震災当時の事を思い出しています。

まずネットやテレビでの情報を見る限り、今の時点で私たち部外者に出来る事はほとんど無いのだと思います。
本当に物資の足りないところには、警察消防や自衛隊しか行けないのであろうと。

片付けのボランティアは余震が収まらない間は必要ないし、今の時点で圧倒的に不足しているのは大量の物資の仕分けと配布にかかるマンパワーのようです。
しかしそれすらもボランティアが勝手に行って勝手にいじっていいものでもなく、行政がボランティアを統括しなくてはならないはずなのですが、うまく機能していないみたいですね。

5年前、あれだけ甚大な被害をもたらした東日本大震災を日本国中が目の当たりにしていたのだから、行政は災害への備えを万全にしているのだろうと思っていました。

また逆に、5年前の記憶も新しい日本中の皆さんからの支援が一気に押し寄せた為に行政が一層混乱するというのも皮肉な事です。

誤解を恐れずに書きますが。
まず、お年寄りや幼児は別として、健康な大人は3日や4日ご飯を食べなくても死にません。
この時期の九州でしたら凍死の心配もありません。

大変だからかわいそうだからと、個人で物資を持ち込んだりするのはやっぱり今の時点では正しい選択とは言えない気がします。

今回の地震は大きな揺れが何度も何度も襲ってきていますが、倒壊家屋や被災者数など、範囲や数字のうえから見ても東日本大震災当時の数十分の1の規模ではないかと思います。
そこにボランティアや物資が一気に集中すればやっぱり混乱しますよね。

そうなるともうせっかくの好意が「自己満足だ迷惑だ」ということになりかねない。

粉ミルクや水など急を要するものは別として、非常事態ですから被災者の方々にももうちょっとだけ頑張って耐えてもらう。
必ず支援の手は差しのべられますから。

現地に必要なものは、被災の度合いでも違うし日によって刻々と変化していきます。
何か送る方、現地ボランティアに行く方は日々情報をチェックして、本当に必要なものやタイミングを見計らうと良いのかなと思います。

東日本大震災当時、私はどうしていたかといいますと。
当時まだ内陸部で実家暮らしをしていました。
津波こそ来ませんでしたが、500リットルのタンク満杯のエコキュートが吹っ飛ぶくらい揺れました。
家の外壁もザクザク
庭のアスファルトは地割れ
当然、ライフラインは止まってますしガソリンも無い。

で、どうしたかと言うと。
畑を掘って室を作って簡易冷蔵庫にし、庭を掘り起こして竈を作り、手近な木を集めて薪を割り、、、完全にリアルサバイバル生活をしてました(^^;

深く土を掘れば、やんわり冷蔵くらいは出来ます。

水は地震の後すぐに溜められるだけ汲み置きし、買い物は数キロ離れたコンビニまで歩いて行く。
リュックの紐は両肩に食い込んで家につく頃には血が滲んでました。

それでも。悲壮感は全くありませんでしたよ。
要は気の持ちようかなと思います。
「何とか生きなくては」この気持ちがあれば大抵の事は何とかなるもんです。

まぁ、あれだ。わたくしのリアルサバイバル生活は1ミリも参考にはなりませんが(笑)

それでも、自分達のおかれた環境下でなんとか工夫して頑張ってほしいと願っています。

それから。
震災の後半年間くらいは、本当に良く人が無くなりました。
両親が手分けしてあちこちの葬儀に出席していたのを良く覚えています。

こういうのってニュースに出てこないんですよね。

内陸部は多くの建物が倒壊しましたが津波が来なかったので、周囲の人間は誰一人自分達が被災者だとは考えていませんでした。
特に我慢強い方々は体調がすぐれなくてもじっと耐えていたのもあるのでしょう。
震災の騒ぎも一段落ついたあたりから、高齢の方々がバタバタとお亡くなりになっていくのを見るとなんともいたたまれない気持ちになったものです。
今回もまたお子さんや高齢の方々には大変厳しい状況ですが、本当に気持ちの持ちようひとつで心と体への影響はずいぶん変わります。

なんとかなるさと、気持ちを軽く持ち乗り越えて欲しいと切に願います。

大規模災害では復旧、復興が本当に長期に渡ります。
そりゃもうストレスも溜まります。
でもそれでも。日がたつにつれ希望は必ず見えてきます。

今現在、現地で目の当たりにしているかたならお分かりだと思いますが、勇敢な自衛官や警察、消防の方々の活動は被災地に勇気と希望を届けてくれます。

一人一人に出来る事は微々たるものでもその力が集まれば絶大なものになるというのは、5年前、あるいは過去の激甚災害時に日本国中が経験しています。

私は私に出来る最良の方法を模索しよう。
今回は東北が恩返しをする番なのですから。

共に頑張ろう九州!

雑談
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