ニットワンピース作成とエッフェル糸使用雑感

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おはようございます。

梅雨真っ只中だというのに東北は全く雨が降りません。

干上がりそう。。。

さて。ただいま新しい着物リメイクのお仕立てに取りかかっております。

 

お客様が持っていらしたリメイク本からトワルを起こしてみたのだけれど、なんだかどうもしっくり来ない。。。

なのでこちらから新たにデザインをご提案しようかと思って、新しくパターンを起こしてみました。

留め袖の柄行きを生かすことが第1条件なので、デザインにもかなり制約があってかなり悩みつつ。。。

 

 

こんな感じで。

 

ボディは着物地の見頃幅に合わせてストンとした直線的なシルエットで。

 

袖は肩ヨークを袖口まで伸ばしてラグランの製図で。

 

これでトワルを組んでみて、お客様持ち込みのデザインと一緒にご提案する予定。

 

 

で、画像は同じパターンを試しに1着ニット生地で作成したもの。

 

 

以前に購入してほったらかしになっていたエッフェル糸を使ってみたくて(^^;

 


エッフェル糸自体はもう何年も前に発売されたものなのだけれども、あんまり売ってない。

 

田舎に住んでると実店舗では見かけたこともない(笑)

 

 

いつも利用しているネットの糸屋さん「ボビン」にも取り扱いがない。

 

 

ネットで糸見本帳を探して、糸と一緒にお取り寄せしてみました。

そして半年くらい放置。

やっと使えた(^^;

で、肝心の感想。

なんでもっと早く使わなかったの….orz


 

これ良い。かなり良い。とても良い!

使ったニット生地はスーパー度詰め天竺。

 

度詰めというのは、網目がきちっと詰まっているニット生地のことを指します。逆が度甘ね。

 

目の詰まった生地なので伸縮性はそれほど高くないのだけれども、それでも袖口や裾にレジロンで地縫いを入れた場合は油断すると着脱の時に糸切れを起こします。

 

なので通常はこういう箇所の始末は出来るだけ地縫いを入れずにリブで切り替えたりジグザグミシンをかけたりと工夫するのだけれども。

 

 

あ、ちなみに。この話はカバーステッチを持っていない方用ですよ。

カバーステッチ持ってたらこんな苦労しませんよ(笑)

 

そんなわけで、裾やら袖口やらは出来ることなら直線縫いで縫いたくなるよね。

そういうときにオススメ。大変オススメでございますよ、奥さま。
ただ、ひとつ難点が。

 

 

エッフェル糸はどちらかというと巻きロック用のウーリー糸に近くて、細ーい糸が何本も束になっているような構造でよりが甘いので、ガーーーーっとミシンをかけると糸が切れやすい。急激なテンションに弱い。

なれるまで少しだけ苦戦します。
でもゆっくり縫えば大丈夫。
そこさえ注意すれば、色数もたくさんあるので申し分ないと思います。
あ、普通の小さい巻きの糸もありますよ!

 

 

なかなか売ってないけど、見かけた方は買って損はないんじゃないかな~?

個人的には、レジロンからこちらに切り替えても良いかなーなんて思いましたよ。

 

どこかの誰かの参考になれば。。。

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