こんにちは(^^)/
すっかり放置していた間にいつの間にか東北も梅雨入りしてしまいました(汗
というか沖縄はすでに梅雨明け!もう夏が来るんですねぇ。
さてさて。
ブログを放置していた間、いろいろ制作していたのですが、久しぶりに着物リメイクのオーダーをいただきました。
中振袖からワンピースとジャケットのセットアップを制作。
今回は初めてオーダーくださったお客様でしたので、なかなか空気をつかめずに完成品のフィッティング後にシルエット微調整と袖口を別デザインに修正しました。
袖口は本あきからスラッシュ入りのカフス仕様に変更しています。
一度トワルでフィッティングをして補正してありますが、お仕立てで本来やるべき仮縫いはしていません。これはケースバイケースですがだいたいいつもそうなります。
なぜかというと、何度もフィッティングをするとそれだけ時間とお金がかかるから。
やらなくて済むなら、それは無駄な時間とお金だから。
でもフィッティングの回数が少なければ、お客様の希望通りに仕上がらないということももちろんあります。
そこで大切になってくるのが「見る目」なんだと思うのです。
最初の打ちあわせ時には採寸やどんなデザインにするのかはもちろんのこと、その方の体形や姿勢、しぐさ、シルエットの好み、どんなシチュエーションで着るのか、果てはお仕事内容まで。
例えば、結婚式のお呼ばれで着るのならシルエット重視とか、デスク仕事をされる方でしたらウエストは苦しくないようなサイズ感にするとか。
太らないように気を付けている方にはあまりゆったりしすぎずぎりぎりのゆとり感をすすめてみたり。
デザインやサイズには着る人ひとりひとりのライフスタイルが大きく関係してくるなぁと、最近特に感じます。
こういうデータを、雑談の中から拾っていくのがとても大切なんですね。
そして難しいのが、見極めなのです。しっかりと見極めるとこができれば、仮縫いしなくてもだいたいビシッとおさまると、勝手に思ってます(^^;
今回ご依頼くださったお客様は、私のところでお仕立てするのは初めてでしたがこれまで他のお店で何度も洋服を仕立てられているとても慣れた方でしたので大変スムーズに進みました。
ちゃんと、中振袖だったらノースリーブのワンピースとジャケットが作れるということをご存じでした。これってすごいことなんですよ。
この後も、着物リメイクのお仕立てが何着か続きます。
それとは別に、先月は急ぎのサンプル縫製のお仕事もしていました。
某百貨店のプライベートブランドの秋冬物です。
デザイナーさんは外国の女性建築家の方。
パターンは国内の会社が請け負っているようで、日本語のパターンで安心しましたが、これがほんとに大変でした(-_-;)
分厚いメルトンのようなモッサのような生地で襟先のすごーーーーく細いスタンドカラーのコートとか、アイロン掛けた瞬間からきゅーきゅーと縮んでいくストレッチ生地でキルティングしたドローストリングジャケットとか(笑)
アトリエで一人、生地とパターンを広げて「うそーん。。。」とつぶやいてました。
残念ながら画像は載せられないのですがコートは結局どんなに頑張って手作業を駆使してもこなしきれませんでした。無理やり縫ったけど。
たぶん、デザインか生地を変更することになるんだと思うけど。。。でもどうだろう。。。
これ、どこの会社で量産するのかな~。やってくれるとこあるのかな~なんて考えながら縫っていました。
こういうサンプル縫製なんかはオーダーとはまた違っていろいろと勉強になります。
自分では絶対に手を出さないデザインとか縫製とかありますからね。
おかげさまで、5月の連休明けからは怒涛のように忙しくしておりましたが、今月もまた仕上げるものがいくつかあります。
看板も出してない宣伝もしてないのに、仕事を頼んでくださる方がいらっしゃる。本当にありがたいことです。
一つの作品が出来上がるごとに感謝が積みあがっていく感じ。
そして、パターン販売のほうも忘れているわけではありません。
とはいっても、なかなか手が回らない状況ではあります(汗
パターン制作にも時間はかかるのですが、それよりも何よりも、ソーイングテキストの制作にものすごく時間がかかりすぎるのでちょっと思案中です。
これではいつまでたってもテキスト完成しません。
なので簡単な縫製行程だけを記載したテキストを作って、詳細な作り方は動画で準備しようかと計画中です。
そのほうが圧倒的に早いのです(笑)
それと、最初は自分のサイトを作らずにminneかどこかのショッピングサイトを利用するかもしれません。
これもまた時間的な都合です。
どうなることやらな感じではあるのですが、やれることからやっていきますよー!
さて。今日も頑張りましょう。
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