シール芯レビュー

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さむい。。。さむいよぅ。。。いよいよ冬がきましたね。

 

先日UPした帽子、手近にあった芯を使ったら予想通りにへにょへにょになってしまったので、新たに接着芯を購入してもうひとつ作成してみました。

今日の記事はバッグや帽子、小物類を何度か作った事はあるけれど、もうちょっとクオリティをあげたいなーと思っている方向けですね。

 

帽子作りに限らずなのですが、バッグやポーチ、財布などの小物作りの時に悩むのが接着芯です。

小物って、いくつか作るうちにだんだんと不満が出てきませんか?

どうしてもへにょへにょしちゃう(笑)

そうするとより固い接着芯を探すことになるわけなんだけど、固けりゃ良いってもんでもないんだなぁこれが。

 

アイロン接着タイプの超ハード芯なんかは、接着すると本当にバリバリと固くなります。

長財布とか通帳ケースなんかはこういうタイプが良いかな。

こういうタイプを比較的面積の大きいバッグの本体に使うのはなかなか難しいのかなぁと思います。

特に、裏布と表布を「縫い返す」という作業がある場合はひっくり返す時に剥がれやすい。

これってどういう事かというと、ちゃんと貼れていないということなんですね。

接着芯の貼り方は、mamettoに詳細手順を書きましたのでそちらをご参照くださいな。

ちゃっかり宣伝しときます。

mametto | 縫製職人が教える基礎の基礎
nutteの縫製職人が洋裁や縫製に関する基礎知識や、豆知識を動画で紹介するブログメディア。洋裁を100倍楽しむレシピをご覧ください。

ただ、厚手のハード芯だとどんなに丁寧に貼っても限界があるんですね。

家庭用アイロンは軽いので、うまく体重をかけられないと圧着力が弱くなります。

そうすると貼った時は良さそうでも動かしてるうちに剥がれやすくなっちゃう。

温度と時間だけではなく、圧力も大事なポイントなんですね。

家庭用アイロンでここをクリアしようと思うとちょっとハードルが高いかなぁ。。。

あとは冷やすという作業。バキュームアイロンの場合はバキュームで一気に蒸気を抜くと同時に一気に冷やされる事で糊がガッチリと固定されるんですが、普通のアイロン台ではこれは不可能なんですよね。

ホームソーイング用のバキューム付きのアイロン台というのもあるにはあるんだけど、けっこう高い。。。

数万円はするので、販売用のものを作りたい方はそれくらいの投資をしても良いかもしれないけれど、なにも必ずしもなければダメというものでもありません。

要は蒸気を抜いて冷やせば良いので、新聞紙を何枚も重ねて芯を貼った生地を挟んだら、辞書とか重いものをドサドサと乗っけて完全に冷えるまで放置しときましょう。

これだけでもだいぶ違うはずですよ(^_-)☆

アイロン接着タイプのハード芯が全面貼りに向いていないのはそれだけじゃなくて、仕上がりがバリバリでしなやかさに欠けるんですよね。

折れ曲がったりすると跡が残ったりとかね。

個人的には部分使いに向いてるのかなーと思います。

 

そこで、私が購入したのがシールタイプの接着芯です。

↑こんな感じでぺラっと裏紙を剥がして貼るやつ。

使い方はカッティングシートなんかと一緒。広い面積だったら紙を半分ずつ剥がして貼るとやり易いかな。

詳しい使い方はまた別記事にまとめます。

シール芯は「浅草ゆうらぶ」さんにて購入しました。

https://www.rakuten.co.jp/youlove/

アイロン接着タイプ・シールタイプあわせて8種類ほど購入してみて、その中から今回は2種類使用しています。

 

ある程度の厚みと反発力の欲しい帽子のクラウン部分には圧縮ウレタンシールタイプ接着芯1.0mmを、張りは欲しいけどそれほど厚みをだしたくないブリムにはソフト起毛不織布「ピロス」シールタイプ接着芯0.4mmをチョイスしました。

ちなみに生地はハギレなので詳細不明なのですが、少し厚みのあるポリエステルサージのような雰囲気の生地です。

やや厚手、柔らかめで、秋冬もののジャケット・軽めのコート向けかな?張りはありません。

使ってみた感想は、かなり好感触です。

圧縮ウレタンは狙い通りの反発力、ピロスは厚みも出ずにしなやかな張り。

ウレタンは触った感じがちょっと着ぐるみっぽい感じかなー(笑)

でもまぁまぁじゃないかな。

 

今回のソフト帽のようなタイプの帽子だと、ある程度の固さと張りが欲しいところなのですが、あんまり固い芯を使ってしまうと縫い代が重なった部分の処理が途端に難しくなります。

なので今回は柔らかさもありつつ、反発力重視で選んでみました。

結果オーライということで。

 

参考まで、最初の帽子との比較動画を作ってみました。

接着芯比較(洋服用厚手芯とウレタンシール芯)

 

ちなみに、ウレタンの方はアイロンがまったく効きません。

なのでステッチ必至です。

そして縫ってる間にシールの粘着材がミシン針に付いてベタベタになります。が、これはシリコンオイルで針を時折拭いてやれば万事OKですよ。

シリコンオイルはゆうらぶさんでも取り扱いがあります。

鋏にもまち針にもベタベタと付いちゃうので、鋏よりもカッターを使うと良いでしょう。

まち針もオイルで拭くか、もしくは使い捨てかなー?

 

使い方になかなか癖のある商品ではありますが、アイロン接着芯では得られない効果が期待できるのでオススメです。

10年くらい前にも一時使ってたことがあるんだけど、そのときはとにかくどんなにオイルで拭いても拭いても針に糊がついて目飛びしまくってそれはもう大変だったのですが、なんか使いやすくなってる気がします🎵

 

今回はウレタンと不織布をチョイスしましたが、ゆうらぶさん一番人気のスライサー芯は合成皮革をスライスして糊付けしたものなので、革のようなしなやかさと張りが出せます。

厚さも様々ありますので、数種類用意して使い分けると良いと思いますよ。

 

おまけ。

帽子着画。

 

この日は白タートル以外はすべてハンドメイドコーデ。

すべて簡単ソーイングです。

いっつもこんなん。

1点物の仕立て服を作る仕事してるとね、自分の服なんてこんなもんですよ(笑)

 

今日もさむいけど風邪引かないようにがんばりましょ♪

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