アイロンマットの作り方

接着芯について

今回はソーイング向きのアイロンマットの作り方です。

ここをご覧の皆さんは普段どのようなアイロン台を使ってますか?スタンド式や平置き型、形も舟形や長方形と様々ありますが、一般的に販売されているアイロン台は日々の家事仕事を効率よくこなせるように工夫されています。洋裁でも、実際にミシンかけの途中のアイロン作業は普通のアイロン台の方が使いやすかったりするのですが、制作準備段階の地直し(別の回に解説します)や接着芯貼りの時にはちょっと使いにくいものです。

そこで、今回は普段私が使用しているアイロンマットの作り方をUPしようと思います。

準備するもの

注:80cm×50cm程度のサイズのマットを作成する場合の目安です。

  • 古いウールの毛布(マットの中身になります)
    ※出来上がりサイズに畳んだ状態で厚みが1.5~2cm位になるのがベストです。
  • シーチングなど、しっかりとした綿の平織り生地130cm×190cm程度(カバーになります)
    ※化繊類などは熱に弱く吸水性が悪いので避けましょう。
  • しつけ糸もしくはミシン糸

作り方はいたって簡単です。毛布を数回畳んで厚さが1.5cm~2cm程度になるように調整し、後はカバーとなる生地でくるんで端をしつけで止めるだけです。下図画像参照




カバーはざっくりとしつけ糸で止めただけです。クッションカバーのようにきっちり袋状にする必要はありませんが、見栄えの気になる方はミシンで縫うと良いかと思います。

あとは使っているうちに汚れてくるので、カバーをはずして洗ったらまたざっくりとしつけで止めます。これは洋裁教室の生徒さん用にいくつか準備して使用していたものなのですが、使用頻度が高いのでカバーは使い捨てにしていました(笑)

作り方はとても簡単なのですが、中身に使用する毛布はできればウールを使用したいところです。アクリル系の素材だとウールよりも熱に弱く、アイロンを高温で使用すると溶けてしまうことがあるので注意しましょう。

いまどきウールの毛布なんかあるかいな!という方の為に。。。文化学園ショップというネットショップで、「簡単に折りたためるプレスマット」という商品名で販売されています。

このプレスマットは私が文化服装学院に入学した時に買わされたものと同じものだと思いますが、二十数年たった今でもへたることもなく使っています。とっても丈夫。しかもたたんでしまえる。これおススメです。

自分で作れば、自宅の作業スペースに合わせたジャストサイズで作れるのでそれもまた魅力ですね。地直しや接着芯貼りは出来るだけ広いスペースであまり生地を動かさずに手早く作業したいところです。そんな時はさっと出して終わったらしまえる、こんなマットはどうでしょう。

今回も、長々とおつきあいいただきありがとうございました。次回は接着芯の貼り方の補足として「試し貼りをしよう!」をUPする予定です。

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